ジダン

世界最大のスポーツの祭典FIFAワールドカップがが幕を閉じたが、24年ぶりにイタリアが優勝したとか誰のゴールがもっともFantasticだったかなんていうことよりも、フランスの英雄・ジダンの最後のプレーがもっとも印象的なものになってしまった。 ジダ…

あれこれと

今日も、テーマを絞らずにあれこれと書き散らしてみる。どーもテーマを絞ってしまうと、絞っているうちに思考があっちへ向いて飛んでいってしまうので、それなら最初からアッチやコッチやとやってやろうという次第。まあ、試行錯誤ということで。

9条が突きつける矛盾

北朝鮮の打ち上げた花火によって、ますます危機に瀕する日本国憲法第9条。9条の条文に顕された平和の精神は、力の脅威を背景とした戦争の論理に組み敷かれつつある。脅威は力で捻じ伏せるしかない、という力の論理。この脅威が一部の者の陰謀によって作り…

雑談

昨日は7月7日、七夕の夜であった。先だってシーズンにはまだ少し気の早い花火が7発ほど上がったようだが、七夕の日に花火というのも無粋な話。で、ちっとブログに七夕のことでも書いてみようと思っていたのだけど、別の事件で頭が一杯になってしまって、…

花火にバカ騒ぎ〜見捨てられた北朝鮮人民

昨日未明から花火が7つ打ち上げられた。このテポドンとかノドンとかいう北朝鮮製の花火を巡って大騒ぎだ。 許せない。多くの識者、それからマイクを向けられた庶民がそう言う。 けど、私にはよくわかりません。なにが許せないのかが。 北朝鮮の金正日政権が…

愛とルール

かなり恥ずかしいタイトルなんだけど、本日はこれでいきます。やっぱり「愛国心」関連です。 愛国心を巡る議論の中で、再々「愛国心を法で定めるのはよくない」という指摘がなされます。なぜよくないのか? ここを考えてみたいと思います。 「愛国心」とは呼…

そんな愛国心は役に立たない

確かにニッポンはいま、おかしなことになっています。 誰もが自由を振り回す。自由を振り回すくせに、その責任はとらない。他人の所為にする。 総理大臣までがそんな国になったニッポン。 何処に行って何をしようが自由。それを非難されると、非難するヤツが…

懐の鳥は猟師も殺さず

「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」は「人の情け」をあらわす諺だ。「追い詰められて行き場を失った鳥が猟師のふところのなかに飛び込んできたときは、その猟師は自分に助けを求めてきたことを哀れんで殺しはしないものだ」とのことから、「追いつめられて逃げ…

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(3)

「変わらないもの」は本当に変わらないか 前回の記事で、人は「変わらないもの」を得たときに強者となる、という議論を行った。今回は、その続き。最初、ここでは「変わらないものを得て強者になる」ということが異常なことである、ということから議論の続き…

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(2)

加害者について 流転こそ生命とするならば、加害者についてもこの視線から考察しないと、片手落ちになる。彼がどれほど憎まれようが、加害者とて生命ある者だからだ。 私も本件の加害者が、知り合いに宛てたという手紙を見たことがある。いや、報道でその手…

倫理、法治主義、道義的責任

これまた先日のエントリーの尻拭い。「それってバッシングじゃないの?」のエントリーで、福井日銀総裁への道義的責任追及の問題と、安倍官房長官の統一協会祝電事件の2つを中途半端に取り上げた。 あべしの件については「木と森、空気、それに太陽」で一応…

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(1)

山口県光市母子殺害事件。以前にもこの事件について、触れたことがある。それを皮切りに暫く拙ブログを訪問してくださった方々と議論をしたのだけど、正直なところ、この議論は非常に疲れるものであった。テーマがとても重たいのである。 数日前にこの事件の…

冷静にお願いしたい

ドイツで開催中のサッカー、ワールドカップ。日本時間の今朝4:00にキックオフ、結果は...、“予想外”にも1−4の得点差で、日本完敗。 というわけでワールドカップ1次リーグF組は、日本の最下位が確定。実力から云えばこの結果は順当なところではないだ…

木と森、空気、それに太陽

本日のエントリーは、前回「それってバッシングじゃないの?」の続きです。タイトルはそれらしくないんだけど。 「それってバッシングじゃないの?」には、いろいろとコメントを頂きました。理解を示してくださった方もいましたが、どちらかというと「ピント…

それってバッシングじゃないの?

かなりピントがズレてると思うけど、でも書きます。 日本は「空気」が支配する国という指摘をしばしば見かけるし、当たっていると思う。ここのところ話題になっている村上ファンドへの非難、というか、バッシングもこの「空気」のなせるところじゃないのかな…

報道者って何者?

毎度毎度のことながら、わたくし愚樵に「考えるヒント」を提供してくださる華氏451度。luxmburg発のお嬢様とムル猫君のお話がとっても面白いのだけど、そちらについてはパス。理由はナイショ。 で、今回取り上げさせて頂くエントリーは、「「苦手」と「嫌…

luxemburg卿の別荘にて(3)

luxemburgさんの「とりあえず」に登場してすっかり(一部)ブログ界でのアイドルと化した西園寺麗子嬢。luxemburgさんの語り口のあまりのオモシロさに、つい調子に乗ってキャラを拝借したんだけど、早まったかなぁ〜。どうあがいても本家のオモシロさには太…

luxemburg卿の別荘にて(2)

樵:えっと、何の話だったっけか? 麗子:クッキーを食べたら仮面ライダーに変身するというお話。 ばあや:どうもこの小娘は仮面ライダーに御執心だのう ホホホ、お嬢様ったら初っ端からご冗談を。ルソーとホッブスからでございましょう。それにしても樵さん…

luxemburg卿の別荘にて(1)

luxemburgさん、ゴメンナサイ。キャラお借りします。 人里離れた山奥に、一軒の瀟洒な邸宅。luxemburg卿が所有する大森林の中に建てられた、別荘。麗子とばあやが庭でアフタヌーンティーを楽しんでいるところへ、一匹の仔犬が迷い込んできた。 麗子:まあ、…

もっとマジメにやれよ

共謀罪法、民主党案受諾へ 与党一転、今国会成立も 今朝、華氏451度さんから頂いたTBには驚いた。 何が何でも共謀罪を創設したい自民党は、何かしでかすかもしれないとは思っていた。でも、国会会期も終わりに近づき、小泉首相が会期延長を重ねて否定す…

《鳥の歌》

本日6月1日は、鮎の解禁日である。今日はとっても良い天気で、我われのように山で仕事をする者にとっては仕事日和なんだけど、今日はお休み。休みたいと希望する者が多くて、仕事にならないから。私は鮎釣りはしないので(もったいないし、したくないわけ…

微妙な違い

今朝、TVを見ていたら北朝鮮拉致関連のニュースが放映されていた。 これは朝日新聞のHPからの引用だが、 金さん家族「息子に会わせて」訴え 衆院特別委 横田めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)さんの母崔桂月(チ…

ビラミッド型・サークル型

5月20日のエントリーで触れるつもりだったものを、今から書く。もっと早くに書くはずだったのだけど、親戚に不幸事があって出かけていて、出来なかった。妻の祖母の通夜・葬式だったわけだけど、関東出身の妻はその親戚が皆関東に住んでいるわけで、なぜ…

遅ればせながら 『週刊金曜日』国民投票で勝つために

わが9条の会のお仲間(同志という言葉が本当は相応しいのだけど、「色」のついた言葉なので抵抗あり)に、先週の『週刊金曜日』を見せていただいた。ブログ界の一部ではこの週刊金曜日の記事を巡って意見が交錯していたようだが、お仲間にこの記事を紹介し…

アイスブレイク

一昨年の秋に、とある講座を受けたことがある。今日はその講座のことについて書いてみたい。講座の名称と目的は後で書きます。 自己紹介 その講座には20人足らずの人が集まっていただろうか。まずは型通り講師の自己紹介があり、その日の講座の内容と目的…

私たちには共謀する場が必要

とりあえず16日の強行採決は見送られたらしい。NHKの朝にニュースで「共謀罪修正 与野党の調整続く」と出たときには、ホッした。けれどまだまだ安心は出来ない。組織犯罪処罰法を廃案にし、このような悪法を作ろうとする者たちが政治の場からいなくなる…

共謀罪と破防法

先のエントリーを書くきっかけに、オウムについて書かれた2つのブログの記事があったとしたが、そういえばと思い出したのが「破壊活動防止法」だ。 公安調査庁はオウム(現アレフ)に対しての破防法の適用を受ける団体としての調査対象団体指定処分を、まだ…

「共謀罪阻止」をターニングポイントにしよう

やっぱり、ブログはいい! 共謀罪について、なにか書きたいと思っていた。もちろん、共謀罪創設には大反対。一本だけ『刑法に「国家反逆罪」を創設せよ』を書いたが、後が続かない。普段、訪問させてもらっているブログの多くが共謀罪に反対を叫んでいる。み…

驚きと反省

このエントリーは5月6日のエントリーに「さらに追記(5/8早朝)」として書いたものとまったく同一の内容です。 さらに追記(5/8早朝) このエントリーの反響には、少なからず驚いています。皆さん「世を倦む日日」さんとは浅からぬ「歴史」があるよう…

ブログは世の中を変えられるか

今日頂いた2本のTBは、いずれも興味深いものだった。 ひとつは華氏451度さんの『感性礼賛――「知るは力」、ただしそれを支えるものの方が重要』、もうひとつがお玉おばさんの『世に倦む日々さんへ』である。最初はこの2つそれぞれに、何か返答に当たる…