2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(3)

「変わらないもの」は本当に変わらないか 前回の記事で、人は「変わらないもの」を得たときに強者となる、という議論を行った。今回は、その続き。最初、ここでは「変わらないものを得て強者になる」ということが異常なことである、ということから議論の続き…

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(2)

加害者について 流転こそ生命とするならば、加害者についてもこの視線から考察しないと、片手落ちになる。彼がどれほど憎まれようが、加害者とて生命ある者だからだ。 私も本件の加害者が、知り合いに宛てたという手紙を見たことがある。いや、報道でその手…

倫理、法治主義、道義的責任

これまた先日のエントリーの尻拭い。「それってバッシングじゃないの?」のエントリーで、福井日銀総裁への道義的責任追及の問題と、安倍官房長官の統一協会祝電事件の2つを中途半端に取り上げた。 あべしの件については「木と森、空気、それに太陽」で一応…

「変わる」ことは「生きる」ことの本質(1)

山口県光市母子殺害事件。以前にもこの事件について、触れたことがある。それを皮切りに暫く拙ブログを訪問してくださった方々と議論をしたのだけど、正直なところ、この議論は非常に疲れるものであった。テーマがとても重たいのである。 数日前にこの事件の…

冷静にお願いしたい

ドイツで開催中のサッカー、ワールドカップ。日本時間の今朝4:00にキックオフ、結果は...、“予想外”にも1−4の得点差で、日本完敗。 というわけでワールドカップ1次リーグF組は、日本の最下位が確定。実力から云えばこの結果は順当なところではないだ…

木と森、空気、それに太陽

本日のエントリーは、前回「それってバッシングじゃないの?」の続きです。タイトルはそれらしくないんだけど。 「それってバッシングじゃないの?」には、いろいろとコメントを頂きました。理解を示してくださった方もいましたが、どちらかというと「ピント…

それってバッシングじゃないの?

かなりピントがズレてると思うけど、でも書きます。 日本は「空気」が支配する国という指摘をしばしば見かけるし、当たっていると思う。ここのところ話題になっている村上ファンドへの非難、というか、バッシングもこの「空気」のなせるところじゃないのかな…

報道者って何者?

毎度毎度のことながら、わたくし愚樵に「考えるヒント」を提供してくださる華氏451度。luxmburg発のお嬢様とムル猫君のお話がとっても面白いのだけど、そちらについてはパス。理由はナイショ。 で、今回取り上げさせて頂くエントリーは、「「苦手」と「嫌…

luxemburg卿の別荘にて(3)

luxemburgさんの「とりあえず」に登場してすっかり(一部)ブログ界でのアイドルと化した西園寺麗子嬢。luxemburgさんの語り口のあまりのオモシロさに、つい調子に乗ってキャラを拝借したんだけど、早まったかなぁ〜。どうあがいても本家のオモシロさには太…

luxemburg卿の別荘にて(2)

樵:えっと、何の話だったっけか? 麗子:クッキーを食べたら仮面ライダーに変身するというお話。 ばあや:どうもこの小娘は仮面ライダーに御執心だのう ホホホ、お嬢様ったら初っ端からご冗談を。ルソーとホッブスからでございましょう。それにしても樵さん…

luxemburg卿の別荘にて(1)

luxemburgさん、ゴメンナサイ。キャラお借りします。 人里離れた山奥に、一軒の瀟洒な邸宅。luxemburg卿が所有する大森林の中に建てられた、別荘。麗子とばあやが庭でアフタヌーンティーを楽しんでいるところへ、一匹の仔犬が迷い込んできた。 麗子:まあ、…

もっとマジメにやれよ

共謀罪法、民主党案受諾へ 与党一転、今国会成立も 今朝、華氏451度さんから頂いたTBには驚いた。 何が何でも共謀罪を創設したい自民党は、何かしでかすかもしれないとは思っていた。でも、国会会期も終わりに近づき、小泉首相が会期延長を重ねて否定す…

《鳥の歌》

本日6月1日は、鮎の解禁日である。今日はとっても良い天気で、我われのように山で仕事をする者にとっては仕事日和なんだけど、今日はお休み。休みたいと希望する者が多くて、仕事にならないから。私は鮎釣りはしないので(もったいないし、したくないわけ…