空論

戦争絶滅請合法案

かつてデンマークで、軍人たちが戯れにつくった次のような法案を作ったことがあるそうな。 開戦10時間以内に、 国家元首 国家元首の男子親族 国会議員 代議士で戦争に反対しなかった者 宗教指導者で戦争に反対しなかった者 の順で、最戦線へ最下級の兵卒と…

マスメディアへ不審と怒り

今日は雨で仕事は休み(山仕事に日曜は関係なし)。なので、朝からTVを観ていた。TBSの『サンデーモーニング』。日曜日の朝に、先週一週間を振り返って...という番組。 先週もいろいろと世の中を賑わす出来事があった。民主党のメール騒動続編、麻原…

尊厳死が認められる社会を望む

富山県射水(いみず)市の射水市民病院で患者7人が人工呼吸器を外され、死亡した問題。このことをきっかけに「尊厳死」について私なりに考えを整理してみたい。 「死」と科学 「死」は、元来は個人の自由になるものではない。「尊厳死」を考えるならば、まず…

岩国市住民投票・その後

政府、岩国市長を“冷遇” 米軍機移転問題 課長クラスで応対 2006年 3月17日 (金) 02:16 gooニュースより 山口県岩国市の井原勝介市長は十六日、外務省と防衛庁を訪問、在日米軍再編に伴う米軍岩国基地への米空母艦載機移転について、先の住民投票で反対の意思…

光市 母子殺人事件から考える

14日のニュースになるが、 山口の母子殺害、弁護士欠席で口頭弁論開けず…最高裁 山口県光市の本村洋さん(29)宅で1999年、妻(当時23歳)と長女(同11か月)が殺害された事件で殺人罪などに問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた同市内の元…

「愛国心」は必要ない その4

「愛国心」は場当たり的なもの 小見出しのタイトルを上のように書いたものの、さて、どんな風に書き出したものか思いあぐねていたところに、 luxembrugさんの「とりあえず」にて、次のような句が目に留まった。 友達が 少ないやつほど 愛国心読んで思わず笑…

「愛国心」は必要ない その3

本題の「愛国心」に入らなければならない。とはいっても前段で触れた「国旗国歌」での論理と同じ論理展開をすることになる。即ち、自由を標榜する国では「愛国心」を制定する「資格」は誰にもない。 ということで、これで結論は出て本題も終了、としたいとこ…

「愛国心」は必要ない その2

昨日のエントリーは尻切れトンボで終わってしまっていた。「だがこれは思考停止の言い訳でしかない」としながら、なぜそうなのかについて触れていない。これを補うところから今日の話を始めたい。 すべてを法律で規定できるのか 仮定の話として、「日の丸・…

「愛国心」は必要ない その1

このように書くと誤解を招くだろうと思いつつも、当エントリーの表題を敢えてこのようにした。いろいろと考えていることを書いてみるが、果てして私の筆力で表題の通りの結論にたどり着けるかどうか? 国旗国歌はあっても悪くはない 「国旗及び国歌に関する…

「愛国心」と「心の所得」

今、愛国心について関心が高まっている。特に教育基本法の改定を巡って政治家の発言が相次いでいる。 安倍官房長官:ライブドア事件は「教育が悪いからだ」 安倍晋三官房長官は16日夜、東京都内のホテルで、小泉純一郎首相と自民党総務会メンバーらとの会…

天下り廃止が違憲 

最新のニュースをチェックしていたら、こんな記事が目に飛び込んできた。 天下り根絶に法案化の壁 「廃止」明記に違憲の恐れ 政府が約束した政府系金融機関への「天下りの廃止」の法案化作業が難航している。憲法で保障された「職業選択の自由」を制約する恐…

格差社会

この話はやはりここから始めなければなるまい。小泉首相の「格差が出ることは悪いことだと思っていない」という発言だ。私もこの発言はケシカランと思う。これは、建前であっても民主主義を標榜する国家のリーダーにあるまじき発言・認識だ、と。 この人も、…

『国家の品格』

1月25日付のよみうり寸評でこの本が紹介されている。〈惻隠(そくいん)〉という言葉を取り上げ、この言葉に表される日本人の情緒、特に弱者に配慮する心情が、市場主義原理の非情さに席巻されてしまったと指摘し、日本人がこれほどアメリカ式の市場主義…

政治家のスジ

昨日に続いて政治の話題。さっきTVニュースを見てたら、こんなのがあった。 「参院・鴻池氏一転「郵政」賛成へ、与党過半数条件に」 鴻池氏は、「前回は自分の信じるところに従い、反対したが、今回は民意に従うのが政治家の筋ではないかと思う」と述べ、…

9月11日衆議院選挙

選挙はよくわからない。政党や候補者はいろいろと政策や公約を掲げてご立派なことを宣うのは毎度のことだが、何を聞いても今ひとつ信用する気になれない。どうにも嘘っぽい。 それだもんで、いつも選挙の時には誰に投票するのか、悩んでしまうことになる。ど…

続きの続き

さて、裁判についてでした。「世の中はでたらめ」ということでいけば、立法とか政治とか、そちらの方から入っていくのがホントかなと思ったりもするのだが、これらはあんまりにもでたらめ過ぎて、私ごときの思考回路には容量オーバーなのである。 まあ、そも…

...続き

昨日は暑さでやられて、PCの前に座る気がしなかった... こんなことは誰にでも経験があることだと思うが、私も子供から成長するにつれて「大人」と「大人たちがつくっている社会」にでたらめを感じるようになってくる。子供の頃は、自分が子供で理解力が…

世の中なんてそもそもからして、でたらめに出来上がっている

近藤淳也の新ネットコミュニティ論「世の中はでたらめな仕組みで動いている」を読んだ。この記事に触発されて考えたことを。 僕はなぜか、「世の中は誰かが適当に作ったとんでもなくでたらめな仕組みで動いている」という世界観を持っています。 と近藤氏。…

「日本のこれから」

NHKでこんなタイトルの番組をやっていた。 少子化問題について取り上げるというので興味をもち、見ることにした。 今日の放送は第1部、明日第2部を放送。生番組みたい。 10時までの放送となっているが、とてもそんな時間まで起きていられないのでビデ…

カード情報流出問題

報道される被害の規模が、どんどん大きくなってくる。 続々と判明する被害をその都度報道するわけだから、時間がたつにつれて規模が大きくなるのも道理で、 この手の現象はいつも見られることだ。 報道の速報性が進歩した影響なのだろうが、おかげでひとつ大…

Accept

先日のインタープリター講座の余韻がまだ残っている。 ので、思うことを少し。「accept」について。 もちろんこの「accept」は松木さんのお話に出てきた、インディアンの「accept」である。 今になって思い返していろいろと考えてみるに、 世の中のえらい人…

でたらめな世の中

なんだか世の中、年を追う毎、日を追う毎にでたらめになっていくような気がする。 これは漠然とした印象ではあるが、けれど確固たる印象でもある。 しかも悪いことに、人間の作る社会だけのことでなく、その周りの環境、 つまり自然環境もおかしくなっている…

実力主義

一昨日、昨日あたりの報道で、サラリーマンが一年間で100億稼いで長者番付のトップに立った、とやっていた。 正直、羨ましい限りだが、報道では「成果主義に基づく実力によるものだから、当然」だというものと、 「浮ついたマネーゲームによるもの」と批…

なぜだろう?

またイラクで日本人が拘束されたと、ここ数日報道されている。 その人は傭兵であるとか、かんとか、まあそんな話はどうでもいいが、 なぜ、今回に限り「自己責任論」が聞こえてこないのだろう?

事故報道

尼崎で起きた列車の脱線事故。連日、テレビやなんかで報道されている。 なんともやりきれない事故で、その上、JR西日本の不祥事が後から後から出てきて、 JR西日本に対する嫌悪感が日増しに高まる感じ。 垂れ流される事故報道にどうにも違和感を拭えずに…

裁判員制度

前々から数年先に導入されることになっているこの「裁判員制度」なるものに違和感を持っていた。 その違和感がなんなのか、養老センセイの『死の壁』を読んでちょっと分かったような気がした。 今日はそのことについて少し、書いてみる。 『死の壁』にエリー…

2地域居住だって

今朝のNHKでやってました。 定年を迎える人たちが、高い関心を持っているらしい。 都市と田舎の両方に住居を持って、その双方を往復しつつ、 田舎の農園などで自然を満喫しようとわけだ。 これはかつてヒットラーが唱えたレーベン・スラウムか(正確な引…

心の所得

こちらに移り住んで間もない頃、よく研修会なんかで聞かされた言葉が「心の所得」。 和歌山県情報館 http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/essey/index.html に知事のエッセイ集があるのだが、そこに随想として掲載されている。 初めてこの言葉を聞かされた…