政治家のスジ

昨日に続いて政治の話題。さっきTVニュースを見てたら、こんなのがあった。
「参院・鴻池氏一転「郵政」賛成へ、与党過半数条件に」
鴻池氏は、「前回は自分の信じるところに従い、反対したが、今回は民意に従うのが政治家の筋ではないかと思う」と述べ、郵政民営化法案が再提出された場合は賛成する意向を事実上表明した、らしい。
民意に従うのが政治家のスジ? そりゃそうだ。民主主義なんだから政治は民意に従わなければならない。けど何かおかしくないか? どこかズレていないか?
私が思うに、政治家が民意に従うべきはその出処進退だろう。そのための選挙だ。民意に従って自分の信ずるところを曲げるのが政治家のスジではなかろう。自分の信ずるところが民意に沿わないと判断したのなら、議員を一度辞任すべきだ。そして、自分の信ずるところに変化があったというのであれば、それを再び選挙民に問うべき。それが議員のスジってもんでしょ。
ま、この人に限らず政治家なんてこんなもんなんだろうね。とにかくまず、議員であることが最重要。信念も何もあったもんじゃない。とにかく先生方は、議席を得るために死に物狂いみたいね。少し前にも党の公認がもらえなくて自殺してしまった人までいるくらい。そこまで思い詰めるもんかね? 理解しがたい。死んでしまった人は気の毒というほかないが、結局これだって「自分の願望 > 民意」ということなわけでしょ。でなければそんなに思い詰めることはないはずだと思うのだが...
政治家にまつわるニュースを見聞きするたび、ホント、イヤな気分にさせられてしまう。
 
ところで、これってホントなんだろうか。
2005年森田実政治日誌[313]
TVの位置視聴者に過ぎない私などには真偽の程は判断しかねるが、ホントのような気が大いにする。これがこの通りで、そしてこのようなことを目論んだ者たちの望む結果になったとすれば...、お先真っ暗だ。