田舎にて

お彼岸とお大師さんと

今日は昨日の続き。 今日も仕事は休みということで、ゆっくりと犬を散歩に連れて行き、朝食の後少しPCを覗いていたらお隣のオバちゃんがやってきて、「今日はお彼岸やから」といってお萩を持ってきてくれた。そう、お彼岸にお萩は定番である。 それからお…

本日は晴天なり

今日は本当にいい天気だった。朝方はかなり冷え込んだけれど、陽が当たると気温がぐんぐん上昇して、日向ぼっこをするのには最適な陽気になった。風はまだちょっと冷たかったけど、今日は全国的に高気圧に覆われていたのだろう、ほとんど風もなし。我が家の…

「大森林の小さな家」

NHK教育で放送されているETV特集。25日の放送内容が「大森林の小さな家」〜熊野・野尻さん一家の十年〜であった。 熊野の果てしない大森林の中に、たった一軒で住み続ける7人家族を、NHKでは9年前から映像で記録してきた。和歌山県熊野川町畝畑。か…

ウサギの交通事故

今朝、仕事場へ向かうために林道を軽トラで走っていると、いきなり、右手の木立の中から何かが飛び出してきた。とっさに「ウサギだ」と思ったが、ブレーキをかける間もなく、軽トラの下のほうで「ゴツン」と音がした。軽トラを停止させ、バックして音がした…

シイタケ

このところのお湿りと暖かさのおかげで、我が家の裏庭のホダ木からシイタケがでてきた。こいつら、実は数日前から顔を覗かせてはいたのだけど、なかなか大きくならず、大きくなって収穫できるのを待っていたのだ。その甲斐あって、ちょうど食べごろの大きさ…

ブナを手に入れる

仕事柄よく木を持ち帰ってくるのだが、今回のはかなりの大物。 木の真ん中が空洞になっている。ブナの木である。 もとより、こんなのは材としての商品価値はない。というより、ブナという木そのものに材木としての価値が少ない。最近は家具材などに使われた…

野辺送り

御詠歌

森林ガイド養成講座

今日は北海道大学和歌山研究林で開催された、「森林ガイド養成講座」に参加してきた。 この「森林ガイド」は、過疎地域の活性化をエコツーリズムでという、今流行のもの。 その流行の証として、募集定員に対して予想以上の応募があったとのこと。 そして、こ…

「都市と地方の共感を深める「緑の雇用」推進県連合」共同政策提言

少し前のニュースになるが、 「都市と地方の共感を深める「緑の雇用」推進県連合」共同政策提言」なるものが発表された。 これも理念は立派。ご立派。 「緑の雇用」は、まず理念だけはご立派なのだ。中身はお粗末だけど。 “都市と地方の共感を深める”には笑…

ぼちぼち夏野菜の季節

今年は、いや、今年も、すでに梅雨入りしたというのに、あまり雨が降らない。 地方によっては少雨で夏の渇水が心配されるとか、農作物の生育に影響が出ているとか、報道されているようだが、 雨の多い紀南地方では、さすがにそんな心配はない。 だが、全く影…

獲物

鹿を捕まえた。 猟師の資格を持っている人が、仕事場近くで罠を仕掛けたのにかかっていた。 発見したときにはすでに絶命していたが、まだ暖かかった。 早速、運んできて解体に取り掛かる。 まず腹を割いて、中の臓物を取り出す。 写真は、腹を抜かれてスリム…

「緑の雇用」の成果

このブログ開設以来、初めてトラックバックを頂いた。 そのブログの主も私と同じ「緑の雇用」で田舎へやってきた人のようで、しかもご近所にお住まいのよう。 実は、私としてはブログは開設してみたものの、あんまりあちこちにトラックバックを送って 議論の…

梅雨入り

ついにやってきました、鬱陶しい季節。 今日、気象庁は近畿地方で梅雨入りを発表した。暦の上でも、今日は「入梅」。ピッタシだ。 これからしばらくは、我が家の除湿機には大活躍をしてもらわねば。 わが紀南地方はとにかく雨が多い。 一日に100mm以上の降雨…

平和な一日

今日は良い天気なんだけど、仕事はお休み。 特段理由があるわけではなく、ただ疲れたからお休み。 疲れたのは親方なんだけどね。 妻はちょっとご機嫌斜めだ。 私が休むと、それだけ稼ぎが減るから。 梅雨入りを控えて、どうせたくさん休まなければならないの…

収穫

今日、妻が我が家の畑から ジャガイモとソラマメを収穫した。 ジャガイモは3月終わりに、 ソラマメは昨年の秋に植えたもの。 さっそく、頂いた。 ジャガイモは丸ごとレンジでチンして、バターと塩コショウでジャガバター。 ソラマメは塩茹で。 ビールで乾杯…

久々の...

今日は久しぶりの雨。 ここのところ待望していたお湿りである。 ほんと、何日雨が降らなかったろうか。 天気の週間予報では雨の予報が出るのだが、その予報の日が近づくと雨の予報が消える。 こんなことが3週間ほど続いたろうか。 ここのところの晴天で乾き…

ダニ・ヒル・ムカデ

こやつらがお出ましになるようになって、久しい。 今ごろの季節は要注意である。ダニ、こいつは3月ごろ、当地ではアセビの花が咲く頃から、出現する。 今年はすでに、3つ喰われた。 こいつらは皮膚に喰いつくと血を吸ってふくれがるのだが、 口が弱いので…

レイオフ

田舎の社会にはレイオフが横行している。 レイオフとは、「経営状態の悪化にともなう雇用調整を行う際、一時的に従業員を解雇すること。」 つまり、一時的にクビに成るのである。 特に4月から夏ごろまで、一時的に仕事がないという人が多い。 これはお役所…

黄色い山

桜が終わったあとの山では、シイが花盛りである。 藤の花も淡い紫の花をそこここで咲かせてはいるが、 今年は目立たない。 今年は雑木林が黄色くなってしまうくらい、 シイの花の勢いが凄い。 昨年はあまりシイの花を見かけたような気はしなかった。 おそら…

きれいだったので

撮影してみました。 うまく撮れたので、UPしてみました。 以上。

落ち葉の季節

春なのに、落ち葉である。 私の住む地域は温暖な地方で、 自然植生としては照葉樹林帯と呼ばれる地域に属している。 つまり、シイやカシなどの常緑広葉樹がたくさんあるということ。 もっとも多いのはスギやヒノキの人工林なのであるが。 これらの常緑広葉樹…

タケノコ

ぼちぼちと我が家の裏の竹やぷに、 タケノコが頭を出すようになってきた。 これも春の訪れのひとつの印なのだが、 私としては、またタケノコか、とちょっとうんざりしたような気分になる。 こちらに移り住んできてから初めての春、 ニョキニョキと出てきたタ…

草刈の季節

4月も半ばを過ぎ、春も本番を迎えた。 春というとなんか、喜ばしい雰囲気がある。 桜は咲くし、鳥は囀り始める。 山の木々や草花は芽を吹き、緑が萌えるようになる。 新入学やらなにやら、 人間のサイクルにとってもスタートの時期でもある。 しかし田舎で…

源流学の森作り

本日の源流学の森作り、大変有意義なものでした。 収穫がいっぱいありました、ほんと。 採りたての山菜のテンプラも美味しかったし、 私なんかには慣れてしまって新鮮さが失われつつある間伐も、 みんなが喜んでくれたことを確認して、 自分もなんだか新鮮な…

ヨモギの効用

昨日の傷がよくない。 消毒してガーゼを当ててあるのだが、血が滲んでしまう。 近所のオバチャンに話をしたら、ヨモギの葉がいいよ、とのこと。 オバチャンが鎌で手のひらをグッサリ切ってしまったときも、 すかさずヨモギの葉で手当てをし、医者へも行かず…

畑と相談。

畑と相談、というのは水上勉の『土を喰らう日々』のなかにでてくる言い回しである。 妻はこの言葉がお気に入りのようで、何度もこの本を読み返していたりする。 こちらに移って初めての冬、我々は早速にも畑と大いに相談しなければならない事態に陥っていた…

支出。

田舎暮らしは安く上がる、なんての半分ウソだ。家賃は安い。それと駐車場代。土地が安いから、ここらは安い。 都会より安いのはあと水道代。 水道代が安いのは、自前もしくは地区で山から引いてくるから。簡易水道ですらない。 地区により、簡易水道が整備さ…

収入。

昨年の私の収入は年収で240万であった。240万ピッタリ。 一日働いて1万円なので、240日働いたということだ。 源泉徴収表を見ると、その年どれだけ働いたかとうことまでわかり、便利である。わはは。 この年収を公開するのには少し躊躇した。 これ…

緑の雇用

私は木村良樹・和歌山県知事が提唱した「緑の雇用」事業で、現在すむ山村に移り住んできた。 「緑の雇用」は ・荒廃の進む森林の「環境保全」 ・中山間地域の「雇用創出」 ・過疎地域の「活性化」 の一石三鳥を狙う施策だということで、理念は立派なんだけど…