黄色い山

gushoukuuron2005-05-05

桜が終わったあとの山では、シイが花盛りである。
藤の花も淡い紫の花をそこここで咲かせてはいるが、
今年は目立たない。
今年は雑木林が黄色くなってしまうくらい、
シイの花の勢いが凄い。
 
昨年はあまりシイの花を見かけたような気はしなかった。
おそらく隔年結果、実が成るのも表裏あって、今年は表なのだろう。
それにしても、よく花がついていること。
ちょっと異常ではないのかしらん、と思って近所のオジサンに聞いてみると
「ときどきこんなこともあったなぁ」とのお答え。それなら今年が特に異常ということもないか。
 
改めて認識したのは、シイの木の多さ。
同じ常緑樹でもカシなんかは有用なものなので伐られてしまって大木は少ないが、
シイは使い道があまりないので、伐られることもなく、また成長も早いので、
今年みたいに花が咲くと、とてもよく目立つ。
もくもく、こんもりとした樹形をしているし。
 
シイの木はドングリの木なのだが、このシイの実、なかなかに美味しいものなのです。
皮をむいて炒って食べると、なかなかおつな味がします。
今年はいっぱい食べれるかも。
それよりも、一番喜ぶのは森の熊さんでしょう。昨年は大変だったみたいだから。