ダニ・ヒル・ムカデ

こやつらがお出ましになるようになって、久しい。
今ごろの季節は要注意である。

ダニ、こいつは3月ごろ、当地ではアセビの花が咲く頃から、出現する。
今年はすでに、3つ喰われた。
こいつらは皮膚に喰いつくと血を吸ってふくれがるのだが、
口が弱いので無理やりはがそうとすると、口だけが残ってしまうということになってしまう。
こうなると始末に終えず、傷口がいつまでも痒かったり痛かったりする。
こいつは山の茂みの中などにいることが多い。
これからの季節、山道の脇の草や羊歯が伸びてくると、そこにいたのが移ってくるようになる。
特に、イノシシなどの動物が通り道になっているようなところは要注意。
そのようなところは、まず臭いでわかるのだが。
 
ヒル、こいつらは湿気のある沢筋なんかに多い。
あと、田んぼなど。
先日、田植えをしていたら喰いつかれた。
長靴を履けばよいのだが、田んぼの泥の感触が気持ちいいので履かなかった。
こいつは喰いつかれたあと、血が止まらない。
気がつかない間に足に喰いつき知らぬ間にはがれていってしまうことが多いので、
血が流れているので見てみたら、ヒルに喰われた後だったということがよくある。
これも喰われた後は、痒い。
場所によっては木の上から降ってくることもある。
 
ムカデは、そろそろ本番の季節になる。
梅雨時、秋の長雨の季節に特に多い。
長靴、地下足袋のなかに夜の間に潜んでいることがあって、
気がつかずに足を突っ込んで噛まれるということがある。
また、夜寝ているときなんかに、天井から降ってくることも。
こいつに噛まれると激痛が走るので、すぐ気がつく。
人によっては噛まれたあと、腫れ上がってしまう。
時には病院で治療を要することも。
 
まだ他にもブヨ、マムシなんかもいるし、ハチやアブももうまもなくお出ましになってくる。
暑さ・湿気とあいまって、これからの季節を過ごすのはなかなかに大変である。