伐採跡地

gushoukuuron2005-05-17


これは昨年、伐採した跡地。
荒涼たる風景。
まだ伐って間もないので、ほとんど草木が生えていない。
2,3年もすると周りから進入してきた植物やら、
もともとこの土地の中に埋まっていた種子が発芽して、
賑やかになってくる。
 
予定では、この場所にまた再造林するとは聞いている。
地拵えをして、木苗を植える。
採算が取れる当てもないのに、大変な労力を投入することになる。
 
個人的には、もうスギ・ヒノキの一斉造林をするのは止めたら、と思う。
放置しておいてもいずれは雑木林に戻りはする。が、それでは森が再生するのに時間がかかるので、
また雑木の苗を植えたりするのも最近の傾向ではある。
けれども、やはり多大な労力が必要。
ならば、種をたくさんバラ撒けばいいのではないか?
 
ここの場所も、伐採に当たっては架線を架設していた。
架線を撤去する前に、その架線を使って種を撒けばさほど手間はかからないと思うのだが。
種は雑木林でドングリなんかを集めてくればよい。
種の収集にも手間はかかるが、これこそボランティアでお願いしてみてはどうだろう。
昨年秋、熊が方々に出現して騒ぎになったが、その折、
ある団体が熊の餌になるドングリを送ってくれるように募ったら、とんでもない量が集まったとか。
その伝で行けば、種は容易に集まりそうなのだが。