新しいワイヤーロープ

gushoukuuron2005-04-25

新しいワイヤーが現場に到着
エンドレス索用の12ミリが5,000メートルと
主索用の24ミリが1,300メートル
 
昨日までの作業でエンドレス索の張り上げは済んでいたのだが、
ここまでが大変だった。
 
最小限の資材を荷揚げしたら、次はワイヤーを誘導するロープの引き回し。
これにはテッポウを使ったりするのだが、この現場でもテッポウを撃った。
このテッポウで張った細いロープを太いものと入れ替えていくのだが、
これがつかい古したボロだった。
親方は、「こんなロープじゃ、切れるぞ」といいながら、
それを使わざるを得なかったので仕方なくそのロープを使ったのだが、案の定、途中でブチ切れた。
ロープがワイヤーを引っ張っていく荷重に耐えられなかったのだ。
仕方なく、またテッポウを撃ちなおし、今度は新しいロープを引きまわして、
昨日までにやっとエンドレス索の張り上げが終了したのだった。
 
で、今日は、主索のワイヤーを張り上げたエンドレス索を使って引き回した。
 
しかし新品のワイヤー、特に主索用の太いのには、まいった。
ワイヤーは重いので機械動力を使って引き回すのだが、
末端を固定する作業では、人の手でもってあっちへ引っ張り、こっちへ引っ張りしなければならない。
新品はグリスでベタベタ、手袋も作業服も真っ黒ベタベタになってしまった。
親方から「新しい服は着てくるなよ」と言われており、その通り着古しを着てきたのでよかったのだが、
それでも気持ちの良いものではなかった。
 
主索用のワイヤーは大事に使えばそうそうダメになるものではないので、新品を使うこと機会は滅多にないそうな。
エンドレス索や巻上げ索のワイヤはすぐに傷むので、よく取り替えるけど。